皆様、しばらくぶりでございます。
時間が空いて、また放置か…と思われた方もいるのではないでしょうか。
ご安心ください、サボっていただけです。
というのもタイトルの通り、新事務所を池袋に設立していたので、ちょっとバタバタしていたのですよ。
新事務所は『若井綜合法律事務所』という名称になります。
事務所情報は以下のとおりです。
今後ともよろしくお願いいたします。
取り急ぎ報告いたします。
若井綜合法律事務所
〒170-0013
東京都豊島区東池袋四丁目25-12 サンシャイン・サイド9階
電話 03-5924-6845
FAX 03-5924-6846
- 2018/09/21(金) 17:47:25|
- その他
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どうも、「あなたの風邪はどこから」というCMがありましたが、大抵は喉から風邪をひいている40歳目前の僕です。
普段全く病院に行かず、薬の世話になることもないせいか、体調不良に対する耐性が極めて低く、単なる風邪でも「このまま死ぬのではないか」と大袈裟に騒いでいます。
こんな病院と薬嫌いの私ですが、嫌いならば未然に防げばいいのだと漢方ほか、東洋医学に興味を持ち始めました。
さて、本日は自分に合った弁護士の探し方についてお話したいと思います。
弁護士ドットコムをはじめ、今は法律事務所や弁護士に関する情報を提供するポータルサイトが充実しているおかげで、弁護士探しは以前に比べてかなり楽になったのではないかと思います。
他方、あれだけの情報量となると、どこの誰に頼んで良いのか分からないという悩みも出てくるのではないでしょうか。
そんな時、どうやって依頼する弁護士を絞り込んでいくべきなのでしょうか。
①エリアで探してみる
お医者さんを探す時を思い出して欲しいのですが、自宅の近くや職場の近くで探すことが多いのではないでしょうか。
医師の診察と同様、弁護士も、皆さんからお話を伺い、またお手持ちの証拠を拝見させていただいて見通しを立てていきます。
電話やメールなどでも対応できないことはありませんが、直接お会いしてご相談内容について細かいニュアンスを確認したり、証拠に直接触れたりするほうがより正確に見通しを立てることができるでしょうし、誤解などを回避することもできるでしょう。
そのため「通いやすい」ということは皆様にとっても、弁護士にとっても大きなプラスになるかと思います。
まずは、エリアという軸で探してみるのが一つですね。
②専門分野で探してみる
ご自身の相談内容に力を入れている法律事務所や弁護士を探すというのも一つですね。
刑事弁護中心、離婚中心、交通事故中心など、特定の類型の事件を中心に受けている事務所も増えてまいりました。
受ける事件を絞っているということは、それだけ当該分野についての経験が多く、自身の要望に従った弁護が期待できる可能性があります。
また、こういった事務所は無料相談を実施していたり、ホームページの情報量が充実していたりすることも多く、情報収集に利用するだけでも一定の価値があるかと思います。
もっとも、最近では「注力分野」という形で広告上銘打っていても、どのくらい実績があるのかが見えない事務所も増えているように思えます。
自称でしかないということもある訳ですね(笑)
そのため、とある類型に力を入れている事務所を探す場合には、例えば、所属する弁護士の解決事例や著書や講演情報、ポータルサイトにおける法律相談の回答例などを参考に、自分に合っているか確認すると良いかと思います。
③ポータルサイトと無料相談で一本釣りを狙う
私が個人的にお勧めするのは、この方法です。
エリアや専門分野という軸は分かりやすいのですが、まだ目が粗く、自分の要望に応えてくれる弁護士であるかは確実ではありません。
事案によっては年単位で紛争が続くこともある訳ですから、究極的に言うと、相性が合わないと皆様にとっても弁護士にとってもハッピーな結果は手に入りにくくなる可能性があります。
そのため相性をチェックする方法として、無料相談やポータルサイトにおける法律相談での回答をチェックして、能力はもちろん、同じような事案になったときの方針や人柄を見ていくのです。
また、実際に無料相談を利用すれば、弁護士の仕事の仕方の一部を垣間見ることができます。
例えば、レスポンスの速さなどです。
残念ながら、弁護士に対するクレームで多いのが、レスポンスが遅い、何をやっているか分からないというものです。
依頼した後に不満を持っても、すぐに変えることは難しくなってしまうかもしれません。
人生に関わる事件について、ある程度のコストを支払って依頼する訳ですから、事前に「お試し」を利用するべきでしょう。
実は、無料相談を広く実施することには勇気が必要になります。
事務所によっては例えば、交通事故であれば無料相談をお受けするなど、類型を絞っている事務所もありますが、弊所のように「全ての」相談を初回無料にすると、お問い合わせは多数頂戴するものの、無料相談に対応するために多くの時間を要することとなり、業務を圧迫する可能性があるからです。
また、安かろう悪かろうという相談であれば実施する意味もありませんので、一定のクオリティは維持しなければなりません。
無料相談と謳っておいて、どうしようもない相談をしていては単に評判を下げるだけですからね。
そのため、無料相談でどこまで親身に相談に乗ってくれる事務所であるかという軸からの観察は、その後の相性やサービスの質を判断するうえでも非常に参考になるであろうと思っております。
個人的には無料相談のクオリティをどのように上げていくかに強い興味を持っております。相談で終わってしまうならば、それが一番良いですから。
ただ、弁護士の負担を限りなく減らすという工夫は必要になるでしょうね。このあたりの考えについては、また触れたいと思います。
- 2018/08/20(月) 09:18:25|
- マメ知識
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どうも、『時をかける少女』のアニメを観て、次の人生では共学の高校に通いたいなあと本気で考えている40歳目前の僕です。
私が通っていた高校は大学附属の男子校でした。校風は自由の一言に尽き、特殊な環境で、一か八かの人間を結構な割合で輩出する学校だと思います。見回すと、激しい人生を歩んでいる連中が多いですね。私もその一人ではある訳ですが…
さて、本日は「取り立ては辛いよ」という話をしたいと思います。
債権回収にあたっては、相手方の資力が回収可能性に大きな影響を及ぼすことになるという話については、以前も触れたかと思います。
残念ながら、相手方にきちんと連絡が取れ、こちらの債権の存在を裏付けるだけの理屈と証拠があっても、相手方にお金がなければ回収可能性は著しく低下することになります。
「お金がないので払えません」と言われてしまうと、本当に困ってしまうんですよね。
もっとも、皆様からのご相談では、相手方が「お金がないので」と言うばかりで支払ってくれない、どうしたらよいかというものが圧倒的に多くの数を占めています。
そのような状況で「相手方にお金がないのであれば回収は無理ですね」と話していては、弁護士なんか要らないじゃないかと言われてしまいますよね。
こういった事案を何とかすることはできないか、そう考えて「お金がない」と言われて平行線になった状態の事案を過去に何件かお受けしたことがあります。
こういった事案ですと、借用書や契約書などは手元にきちんとある場合が多いですね。中には公正証書がある事案もありました。
悪質な債務者となると、公正証書を作ったとしても、資産がなければ(または、資産の在りかさえ押さえられなければ)紙切れに過ぎず、逃げ続けることができると考えているのかもしれません。
いずれにせよ、請求をするために必要なお膳立てはきちんとできているというケースが多いのです。
また、電話をかけたり、メールを送ったりすれば、折り返しや返信が遅れることもありますが連絡は取れるというケースも多いですね。
ただ、連絡が取れても「今はお金がなくて…」という話をされるだけで進展がないことが多いのですが。
こういった事案で、資産の在りかが全く分からないとなると、後は根性しかありません。
弁済契約書等で定めた弁済期の直前に何度も電話し、支払いの可否や経済状態を嫌というほど具体的に確認します。
出来る限り裏付け資料を出してもらい、支払いが遅れる場合には、たとえそれが一日であったとしても入金がなされるまで催促を続けます。
必要に応じて、相手方の自宅を訪問するなどして、定期的に経済状態の把握にも努めます。
知らぬうちに自転車や車が新調されていたり、家族が増えていたりして、そこで発生した経済的な負担にどう対応したのかということをしつこく聞いていくうちに、今までは見えなかった金脈を探し当てることもあります。
要するに面倒くさい債権者になることが必要なのです。
債務者も霞を食って生きている訳ではなく、どこからかお金を手に入れて、それを元に生活をしている方がほとんどです。
お金がないという状態にも様々あり、1円も余裕がないという方はほとんどいません。
大抵は他に優先すべきものがあると考えており、その優先すべきものにお金を使うために返済に充てることができない(と勝手に思い込んでいる)ケースなのです。
ですから、いかにして自分の優先順位を上げるかという点を考えなくてはなりません。
また、大きなお金を貸した方は、一括か数回で返して欲しいという希望をぶつけるばかりで現実をなかなか直視できないという状況にあることがあります。
大事なお金を貸した訳ですから、おっしゃるところはもっともです。
また、ご自身にもご都合があるでしょう、一日も早く全額回収したい気持ちになるのは当然です。
しかし、無理な希望をぶつけても「お金がない」(と思いこんでいる)相手から一気に回収するのは不可能です。
債権回収の基本は1日でも早く1円でも多くです。
たとえば少額でも返ってこない期間が長くなれば長くなるほど、回収金額のトータルは下がります。
コツコツ事あるごとにお金を回収して、どこまで行けるか、そういう勝負であることをまずは自覚する必要があるでしょう。
さて、面倒くさい債権者になると簡単に書きましたが、回収を経験された方であれば分かるかと思いますが、回収するほうの負担はかなり大きいです。
毎回のらりくらりとかわす債務者の話に付き合いながら、時に攻め、時になだめ、舐められないように、追い込み過ぎないようにして支払わせるのは並大抵のことではありません。
もし、お金がない相手からの債権回収に疲れたら、ご相談ください。
取り立てをしながら、資産に関する証拠を保全し、回収可能性が上がるような事情の変更があれば一気に攻める、という形でお受けすることができます。
不良債権を抱えることのストレス状況を脱し、限りある時間を楽しく健やかにお過ごしください。
- 2018/08/19(日) 16:09:00|
- 債権回収
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どうも、焼き鳥は塩よりも断然タレ派の40歳目前の僕です。
周りの同年代は、いつの間にかタレよりも塩を好み、居酒屋の店員さんに聞かれた際に、そりゃ塩だろうという雰囲気を出されて孤立しています。
いつかタレ派で会合を開いて、タレの素晴らしさを思い切り語りたいです。
さて、本日は出会い系サイトでの詐欺被害についてお話をしたいと思います。
このブログでは何度も書いてまいりましたが、出会い系サイトはトラブルの宝庫です。
もちろん全てのサイトで必ずトラブルが発生する…とまでは言いませんが、様々なトラブルに遭ったケースが報告されています。
過去にご相談を受けたケースでは、某有名アイドルグループのメンバーであると装い、出会い系サイトで息抜きを求めているとアクセスしてきたというものがありました。
もちろん相手方がその本人であることはサイト上では確認できないわけですが、実際のライブなどの情報などをどこかからか拾って来ては、今、○○にライブで来ている、疲れたなあなどといったメッセージを送って、本人であると装うのです。
冷静に考えれば、多忙だと思われる本人が息抜きとはいえ身分を明かすということはあり得ない訳ですが、思い込みをうまく利用して、多額の料金を支払わせていました。
同様のパターンに、芸能人のマネージャーなのだが、本人が息抜きに話し相手を探しているのだが話をしてあげてくれないか、というものもありましたね。
最近ですと、芸能人を装うものはなくなりましたが、ネット上で拾ってきたと思われる画像を用いて、架空の人物を装うケースが増えております。
この種のトラブルでは、利用頻度を上げて利用料金を稼ぐという手が取られることもありますが、大抵はメールアドレスの交換には会員のレベルを上げる必要があるといった話を持ち掛け、サイトに何度も課金させるという手口を用いる点が特徴の一つとして挙げられるかと思います。
しかも、支払いの期限を設け、それまでに支払わなければ、今まで支払った分は全て無駄になるなどと焦りを利用したり、最終的には支払ったお金は返金されるから大丈夫ですといった話を持ち掛けたりすることにより、判断能力を奪っていきます。
酷い手口には、わざと文字化けしたようなメッセージを送り「文字化けを解消する費用」などといって、課金するよう迫るものもありました。
どれも当初説明のない、意味の分からない費用を請求するもので、これらは相手方にアクセスしたいといった感情を利用しつつ、判断能力を奪いながらお金を使わせるのです。
驚くことにこういった出会い系サイトでのトラブルでは被害額が数百万円に上るようなケースもご相談いただいております。
皆さんが口を揃えて仰るのは「気がついたらここまでの金額になっていた」ということです。
また、どこかでこれは詐欺かもしれないと頭によぎるようなのですが、自分が被害に遭っていると思いたくないのか、詐欺ではないという方向で都合よく事実を捉えてしまっていたというお話がありました。
どのようなトラブルでも言えることなのですが、重要なことは一人で抱えないことです。
家族や知人に話をそれとなく聞いてみましょう。
冷静な第三者からの感想が返ってきます。
相談をしにくいということであれば、頭に詐欺であるかもしれないとよぎったタイミングで弁護士の無料相談を利用しましょう。
巷で起こっているトラブルの事案について説明を受けるだけでも、冷静になり、被害の拡大を回避できるかもしれません。
どうしても人に相談するのは気が進まないということであれば、せめてインターネットで業者名を検索するなど調べてみるようにしてください。
トラブルの報告があるかもしれません。
なお、インターネットで調べる際には、二次被害にご注意ください。
悪質業者に回収を依頼して、高額な費用を取られただけで連絡が取れなくなったといったご相談をお受けすることがあります。
情報収集には、法律事務所や公的機関のページなどを利用いただくと良いかと思います。
- 2018/08/17(金) 17:37:44|
- 詐欺被害対策
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どうも、公営のプールに遊びに行った際、帰りになぜかパンツが見つからず、水着の上に半ズボンをはいて帰ったら、自宅の洗濯機の中でその日はいていったはずのパンツが見つかるという超常現象の片鱗に触れたあの夏を思い出して、しんみりしている40歳目前の僕です。てか、はいてなかったのかよ。
本日は、認知をめぐる争いについてお話したいと思います。
男女トラブルは多くご相談いただいておりますが、その中でも多くの数を占めるのが、認知を請求したいといった相談や認知を求められているという相談です。
当事者が独身同士であれば、比較的シンプルとも言える類型ですが、既婚者が関わる場合には慰謝料請求の話や離婚の話なども絡むことがあり、複雑化していくことがあります。
本日は、当事者が二人とも独身であったケースについてお話します。
まず、よくいただくご質問ですが、認知の請求(女性からの)はいつから出来るのかという点ですが、これは胎児段階(出生前)でも可能です。
生まれてくるお子さんの身分の安定を可能な限り図るのであれば、胎児段階において認知を求めるということが考えられます。
ただ、後に述べる出生後に認知を求める場合と異なり、話し合いで求めても相手方認知をしないときは調停を申し立てることはできるのですが、この調停で相手方が認知をすることを拒むと、いわゆる審判をもって強制的に認知をさせるということはできないという点に特徴があります。
この場合には改めて出生後に認知を求める必要がある訳です。
次に、出生後に認知を求める場合ですが、この場合でもまずは話し合いからスタートするのが通常でしょう。
話し合いで認知することに決まれば、認知の届を出すことで手続は終了します。
他方、話し合いがまとまらないときは、やはり調停を申し立てる必要があります。
出生後の調停においては、出生前の調停と異なり、裁判所は相手方が認知を拒否しても、審判で強制的に認知をさせることができます。
ただ、ここでも注意が必要になります。
DNA鑑定を用いてほぼ100%生物学的な親子関係を確認できるのであれば問題はないのですが、DNA鑑定に相手方が協力してくれないときは、鑑定以外の方法をもって親子関係の存在を裏付けなければなりません。
ここにDNA鑑定を拒否する相手方も多く、他に何ら証拠がないとなると、ここで手続が頓挫してしまい、訴訟に拠らざるを得ない可能性が出てきます。
続く訴訟でも究極的に言えばDNA鑑定に協力する義務は相手方にはなく、一切を拒否されると(調停にも訴訟にも出頭してこないというケースもあります)、やはり鑑定以外の方法で親子関係を裏付けなければならないのですが、これは簡単ではありません。
このように客観的に生物学的な親子関係があることが確認できれば強制的に認知を求めることができる場合があるのですが、そうでない場合にはいくつか越えるべきハードルがあることに注意が必要でしょう。
過去に経験したケースでは協議も無視、調停も無視、訴訟にも一切出廷せずという事案がありました。
認知請求となると、出生からかなりの時間が経過しているケースも多く(過去に日本で就業していたフィリピン国籍の女性が、当時交際していた日本人の男性に10数年経過した後に認知を求めるというケースを多くお受けしております)、証拠が少ない、記憶が曖昧である、相手方の所在が分からない、相手方が結婚しているため状況が複雑であり、スムーズに話が進まないという壁にぶつかることも多くあります。
パートナーと結婚していれば問題はありませんが、未婚のうちに妊娠をしたときには、速やかにご相談ください。
証拠を収集しながら、出来る限り早期に交渉を行い、お子さんの身分安定のために戦わせていただきます。
- 2018/08/17(金) 15:07:25|
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