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ママチャリで行こうぜ

ガテン系弁護士の戦いの記録

結婚詐欺


皆さん、結婚詐欺に遭ったことはありますか。

結婚するまではあんなに可愛かったのに、今じゃ食う寝る遊ぶだけの嫁さんだよ、これって詐欺だよねと仰るあなた。
すぐに最寄りの警察に被害届を出しに行きましょう。
ご依頼いただければ当職が同行しますよ。

当職は詐欺の相談を多くお受けしておりますが、情報商材を用いた詐欺や投資詐欺に次ぐ件数で、男女関係における詐欺(結婚詐欺を含む)の相談が入ります。

明確に結婚詐欺という言葉の定義があるわけではないかと思いますが、「結婚すること」をダシにしてお金を引っ張るが、一切結婚するつもりがないという行為一般を指すものとして、ご相談者様は「結婚詐欺に遭った」と相談に来ます。

上記の通り、かなり広い概念であるため、様々な相談が持ち込まれますが、残念ながら法律家として介入できる事案は驚くほど少ないと言えます。

まず、多くのケースでは証拠がありません。
ムードのある場面でそっと結婚の話をするからこそ効果的なのであって、メールやラインに「結婚するする」とわざわざ明らかな証拠を残したりしません。
もちろん、結婚を匂わせるようなセリフ(例えば、「ずっと一緒にいたい」とか)は繋ぎで使いますが、この程度の表現であれば、結婚の話をしていた訳ではないと、後で何とでも言えてしまいます。

次に、結婚をする意思がないという点の証明が難しいことが挙げられます。
既婚者であることを秘し、未婚であると積極的に説明していたのであれば結婚の意思がないことを証明できるかもしれませんが、未婚であった場合には、純粋に内心の問題に帰着するため、当時は結婚する意思があったけど今はなくなったなど、反論を許してしまいます。

また、仮に結婚する真意がなかったと言えたとしても、結婚をダシにした言動とこちら側の錯誤およびそれに次ぐ処分行為の間における因果関係(要するに、どの言動があったから騙されて、お金を払ってしまったのか)を明確に理屈立てて説明することには壁があります。
長期間の付き合いにおける、様々な言動や状況が認識や意思に影響を与える訳です。
きっかけとなった言葉はあっても、それだけでは不十分であり、その前提を作った様々な事象を集めて初めて騙されたと言える場合には、それを明確に説明することには困難が伴うのです。

このように結婚詐欺の事案は介入のハードルが高く、弁護士も警察も無理だと諦めてしまうケースが多いかと思います。

ですが、被害の程度は深刻であることが多いのが、この類型の特徴でもあります。
幸せになりたい、もう少しで幸せになれるという強い気持ちがあるため、冷静な判断が出来なくなっており、また、おかしいと感じても「信じたい」という気持ちがあるため、誰にも相談せずに行くところまで行ってしまうことが多いのです。
結果、資産をなくしたり、不相当な債務を抱えたりすることは当然のこと、とても大きな精神的苦痛を味わいます。
人間不信に陥ることもあるでしょう。

そのため当職ではこういった相談をお受けした時、リスクを十分に説明したうえ、納得がいかないならば、ダメ元でやれるだけやろうという提案をしてお受けすることがあります。
費用はなるべく抑えたうえ、出来ることはわずかだが、やれるだけやって、ダメならキッパリ諦めて次に進もうとお話をします。
そうでなければ、いつまでも騙されたショックから抜け出せず(中には、騙されたと信じたくないという方もおり、何かの間違いかもしれないと思っている方もいます)、いつまでも先に進めないからです。

お受けしたケースの中には、渡してしまったお金を取り戻せたものもあります。
お金を取り戻すことはできなかったが、吹っ切れたので良かったという方もいました。
金が戻ってこねえじゃねえか、この野郎、と怒った方もいましたが…(笑)

出会いの形のみならず、男女のコミュニケーションの取り方も多様化したため、便利にはなりましたが、トラブルも多く発生しているというのが当職の認識です。

不器用であるため皆さんの恋愛相談には乗れませんが、法律相談であればお任せください。

  1. 2017/07/09(日) 17:00:38|
  2. 詐欺被害対策
  3. | コメント:0

軟禁 労働強要事件


皆さん、軟禁されたうえで労働を強制されたことはありますか。

そんな『カイジ』に出てくるような話がある訳ないだろうと仰るあなた、明日には月給91000ペリカ(日本円にして9100円らしいです)で働かされることになるかもしれませんよ。

そこまで極端な話はないかもしれませんが、当職が過去にお受けしたケースで、軟禁したうえで労働を強要していたという事案がございました。

被害者の方は女性ではありません。
男性でした。

職場へ行くなど自由になる時間はありました。
その状況から皆さんは警察へ行けば良かったのではとお考えになるかもしれません。
ですが、その方は警察へも行かず、親族にも相談せず、ひたすら家と職場を往復し、稼いだお金のすべてを加害者に渡していました。

被害者の方はアパートに住まわされていました。
加害者の隣室に、別の被害者の方と共同での生活をさせられていたのです。

手口は極めて単純でした。
言葉と物理的な暴力を継続し、判断能力を奪うのです。
被害者の方は、恐怖でコントロールされ、どこへ逃げても追いかけられるという考えから抜け出せずにいました。
結果、長期間にわたり、数百万円も脅し取られてしまいました。

当職は職場での休み時間に電話で相談を受けました。
逃げたいが、怖い、どうしたらよいだろうという相談でした。

お金は自身で引き出したうえで渡しており、加害者にお金を渡していたという証拠はありません。
また、暴言や暴行についても客観的な証拠はありませんでした。
加えて、同室の別の被害者はどういうわけか加害者に心酔しており、とても協力を得られるものではないとのことでした。

証拠がない、被害が継続して発生している、という状況で被害者の方と相談して決めたアクションは「夜逃げ」でした。
幸いにも不動産の契約者は加害者でしたし、荷物も限られたものしかありませんでしたから、家を出れば何とかなるという状況だったのです。

加害者は警戒心が強く、被害者に頻繁に電話をしてきては、どこにいるのか、どこへ行くのかを全て管理していました。
そのため比較的管理が手薄になる早朝の時間帯に、加害者が出かけた隙を狙って、同僚弁護士二名と車を借りて、被害者のアパートへ向かいました。

焦って混乱する被害者と一緒に、荷物をアパートから運び出していると、隣室から加害者の交際相手と思われる外国人の方が出てきて、何やらわめいています。
こちらは一切を無視し、黙々と荷物を運び出しました。
いつ加害者が帰ってくるか分からないあの状況は緊張しましたね。
加害者宅に、今後一切関わるなという書面を置いて、その場を離れました。

その後、都内のビジネスホテルに被害者を連れていき、事務所へ戻ったのですが、すぐに怪しい人間が事務所に来ましたね。
事務所の中までは踏み込んで来ませんでしたが、ガラの悪いのが早速状況を確認しに来たようです。

このケースは警察にも相談しましたが、証拠が少ないということで事件化は出来ませんでした。
また、民事でも金銭の返還請求をしましたが、加害者は完全無視でしたし、証拠関係からして訴訟は現実的でなかったことから、被害者と話をし、関係を切れただけでも良かったということで終件としました。

同様のケースをいくつかご相談いただいております。
そんな話が現代にあるのか、と思われるかもしれませんが、被害者が女性で、風俗店での労働を強制されているという相談は今でもお受けします。

警察にも親族にも相談できずに苦しんでいらっしゃいましたら、どうぞお気軽に当職までご相談ください。
逃がしまっせ。

あ、夜逃げじゃなく「朝逃げ」でしたね。


  1. 2017/07/05(水) 10:42:25|
  2. 恐喝・強要対策
  3. | コメント:0

ストーカー規制法の運用について


皆さん、ストーカー扱いをされたことはありますか。

そんなことあるわけないでしょう、と仰るあなた。
明日には知らない番号から電話が入り、出ると警察で、〇〇さんには近づかないようにと連絡が入るかもしれませんよ。

ストーカー行為等の規制等に関する法律(以下、「ストーカー規制法」という。←なんか、法律家っぽいですね)の実務上の運用は、驚くほど早いというのが私の印象です。
被害を受けたと主張する側からの申告を受けて、上記のような「もう近づかないように」というレベルの事実上の警告は、結構多く出されています。

過去にストーカー行為を受けたと被害相談をしたにも関わらず、これが軽視されて悲惨な結果を招いた事件はまだまだ記憶に新しいところです。
そのような反省から、警察が速やかな対応をすることについて、直ちに異論を挟むつもりはありません。
ですが、最近は「速やか」というレベルを超えて、早すぎやしないかという印象を持ってしまいます。

当職は今までストーカー被害者からのご相談を受けたこともありますが、加害者とされてしまった方からのご相談を受けたこともあります。
中には「そりゃ、ストーカーって言われちゃうわな」というケースもありましたが、連絡を取ろうとして電話を何回かかけて、出てもらえなかったので、自宅に行ったら「つきまとい行為」と言われたというケースもありました。
もちろんご本人の申告ですから、自分に不利な話を極力せず、都合のいいところだけ話をした可能性は否定できませんが。

当職としては、もう少し口頭の注意を出すにあたっては慎重になって欲しいと思っております。
それは、私人に対する国家権力の介入は出来る限り謙抑的であるべきという大上段に構えたお話もありますが、第三者が横から一気に関係を分断すると、むしろストーカー行為を助長する側面もあることを見てきたからです。

弁護士としてストーカー被害に遭われている方の代理人になり、相手方をブロックすることがあるのですが、その際に「二度と連絡してくるな」とやると、モンスター化するケースが今までありました。
他方、相手方の言い分をじっくり聞いて、出来ることと出来ないことを切り分けながら、法律問題とは別のところに存在する心の問題を解きほぐしていくと、沈静化するケースも経験しております。

弁護士はもちろん、警察だって24時間、365日、誰かの保護をすることはできません。
その意味では、将来に火種を残すことは可能な限り避けたいものです。
もちろん、緊急の事案もあるため、全ての事案で同じ対応をすべきなどと申し上げるつもりは毛頭ありませんが、事案の特質を出来る限り把握するよう努めることは必要だと思います。

ストーカー扱いされちゃったよ…とお困りの方、逆に、ストーカー気質のある相手方をなるべく刺激せずに沈静化させたい方、そんな方がいらっしゃいましたら、当職までご相談ください。

ちなみに、昨日今日とブログの更新を頻繁にしておりますが「暇なのかな」と心配しないでくださいね。

  1. 2017/07/04(火) 19:10:29|
  2. ストーカー被害
  3. | コメント:0

美人局


皆さん、美人局と書いて、なんと読むか分かりますか。

そうです「びじんきょく」です。
美人ばかり集めた局らしいのですが、どこのお役所ですかね。
いえ「つつもたせ」です。

美人局は昔から恐喝の定番ストーリーでありました。
ビートたけしさんが、嫁さんと一緒に美人局のようなことをした、とどこかの本で書いておりました。
本当かどうかはわかりませんが「誰の女に手を出してんだ」という筋書きは、今でも変わりありません。

昨今では、出会い系サイトで知り合った女性の背後に、彼氏や旦那を名乗る男性がおり、慰謝料名目での金銭を要求されたり、援助交際をさせたうえで、警察や職場にばらされたくなければお金を払えという口止め料を請求する手口で被害に遭われた方のご相談をお受けします。

いずれも程度の差はありますが、後ろめたい気持ちやバレたくない心理を利用し、事実上、脅迫となる言辞を用いてお金を払わせるやり方ですね。
許せませんね。

ですが、誰にも相談できなかったためにお金を払ってしまうというケースが非常に多いです。
警察へ行こうにも、自分も援助交際をしてしまったことは確かなので怒られるのが怖くて行けない、自分には嫁がおり、身分証明書を取られてしまったので家に来られるのが怖い、そういった状況などから、言われるがままにお金を払ってしまうのです。

皆さん、そんな面倒な相手に絡まれたら、ぜひご相談ください。

警察には怒られると思います。実際、怒られた方を見てきました。
ですが、相手方の行為は状況次第で恐喝罪にも該当する行為です。
隙を見せれば、さらに金銭を要求してくるかもしれません。
いつまでもたかられる位ならば、一緒に警察に怒られましょう。

最悪、家や職場にもバレるかもしれません。
ですが、相手方にいいようにされていても良いんですか。
もちろん、家や職場にはバレないように細心の注意は払います。
バレてしまったら、素直に謝りましょう。一緒に謝ります。

いずれにしても、不当要求に怯えて言われるがままお金を払うことでは解決に結び付かないことが多々あります。
私の経験したケースでは、金銭を長きにわたって脅し取られ続け、貯金は底をつき、生活がままならなくなった方もいらっしゃいます。

そうなってから相手方に返金を求めようにも、どこの誰だかわからないという問題に直面したり、相手方が特定できても、お金は全て費消した後であったなんてことになりかねません。

最初から代理人を立てて窓口としたうえで、不当な要求は突っぱねる、もし正当な要求であったときには妥当な範囲で応じる、相手方の行為に対しては警告と警察の介入をもって戦う、こういった毅然とした姿勢が重要です。

今でも基本構造は変わらない美人局の被害相談は多くお受けしております。
「あれ、俺も被害に遭っているな」とピンと来た方(そんなやつ、おるんかい)、お気軽にご相談ください。
皆さまの盾となり、出来る限り皆さまの生活を守ります。

  1. 2017/07/04(火) 15:46:22|
  2. 恐喝・強要対策
  3. | コメント:0

探偵の費用は高いのか


皆さん、「探偵」と聞くと、どんなイメージを持ちますか。

私はファミコンの「さんまの名探偵」を思い出します。
懐かしいなあ。
最近の方だと、やはり「名探偵コナン」ですか。
私は「コナン」というと、アーノルド・シュワルツェネッガー主演の「コナン・ザ・グレート」を思い浮かべてしまいますが。
先に進みましょう。

何の話でしたか。そうそう、探偵と聞いた際のイメージでしたね。

ご相談者様やご依頼者様からの声を思い出すと「高いのではないか」というイメージを持たれている方が圧倒的に多い気がします。
たしかに、料金が分かりづらくて怖い、何十万もかかりそう、そういうイメージを私も以前は持っていました。

ですが、現在の私は必ずしも高いとは思っておりません。

以前、とある事件で、相手方の帰住先が分からず尾行と張り込みをしたことがあります。
今でこそ調査会社を経営しておりますのでプロにお任せしますが、当時は誰にも頼むことができず、自分でやるしかないと思い立って同僚の弁護士3名で取り組むことにしたのです。

当然、専門的なトレーニングなど受けておりませんでしたから、今思い出すとメチャクチャなことをしておりました。

対象者がタクシーを使用するという情報を聞いていたので、こちらも車輛を用意する必要があろうということで車を借りました。
用意した車は黒塗りのクラウンです。
デカいし、目立って仕方がありません。
(プロの方は、原付バイクを使用するらしいです。やはり取り扱いが楽ですからね)

また、服装も街に溶け込むようなものではなく、新調した派手なスーツを着て行ってしまい、どう考えても周りから浮いているという有様でした。

それでも、同僚弁護士の気合いで対象者のアパートを突き止めることができました。ビギナーズラックですね。

その後、部屋を特定しようとアパートの正面に立ち、張り込みをしていたのですが、時間を持て余してしまい、私は一緒に張り込んでいた同僚弁護士と「しりとり」をして待ちました。
あまりにも「しりとり」に集中していたために、部屋から出てくるのを見逃しそうになりました。

尾行と張り込みを経験した感想ですが、とても素人に出来るものではありません。
たまたま警戒心の薄い対象者だったためにうまくいきましたが、警戒している対象者や犯罪行為に及んでいる対象を追いかけるのは無理でしょう。

素人には技術がないから無理ということもありますが、何より、尾行と張り込みの間中、一瞬も気を抜かず、必要に応じて依頼者が求める証拠の保全(撮影など)をしなければならない状況に身を置くのは精神的にかなり削られます。
これはプロにしか出来ない仕事だと思います。

実際、尾行後に、同僚弁護士と打ち上げに行ったのですが、普段は全く酔わないヤツが尾行の気疲れからか正体をなくし、無謀にもシャンパンを入れていましたし。

たしかに、実働部隊以外にもカウンセリング担当など、不必要に人員を増やして時間当たりの単価を上げる業者もあると聞いております。
また、時間当たりでの課金ではなく、一案件いくらといった抽象的な料金設定や成功報酬を取る業者もあるとも聞きました。
不透明な課金システムとなると、情報が少ない依頼者側としては言いなりになってしまう可能性もあり、不相当に高い費用を払わされてしまうということもあるでしょう。

そんな高い金は払いたくないという方、お待たせしました。
役員が全員弁護士の調査会社がありますよ。
会社にお金がなくてホームページの制作もできておりませんが、安くて安心できる調査会社をお探しであれば、ぜひ、当職が経営する株式会社カストラにご連絡ください(結局、宣伝か)。

黒塗りクラウンや派手なスーツ、しりとりは過去の話ですからね。
プロ中のプロが安価で調査いたします。

  1. 2017/07/04(火) 11:40:57|
  2. マメ知識
  3. | コメント:0

電話占いでのトラブル


皆さん、占いをどこまで重視されますか。

私は、朝の情報番組に出てくる星座占いについて、順位が高ければ受け入れて、低ければ「んなもん、当たるか」と無視します。
まあ、極めて都合よく使わせてもらっているわけです。

今日はそんな占いのうち「電話占い」に関するトラブルについて書こうと思います。

最近、当職に何件かご相談いただいているのが、この電話占いに関するトラブルです。

電話占いのシステムですが、ウェブサイトの鑑定士から選んで指名し、予約をとって電話での鑑定を受ける、というものです。
鑑定には1分数百円(鑑定士によって料金が異なったりする)の鑑定料のほか、電話ですから通話料が別途かかります。
この鑑定料を事前または事後的に銀行振込やクレジットカードで決済することになります。

ダイヤルQ2みたいなものですかね。
余談ですが、私が小学生の頃、ダイヤルQ2にかけたら父親が「誰だ!」と激怒していましたね。
結構いい料金になってしまっていたようで。
すかさず「兄貴だと思うぜ」と逃げましたが、すぐにバレて、鉄拳制裁を受けましたが。

この電話占いですが、普通にサービスを受けている分には問題はないと思います。
占いに救われる方もたくさんいらっしゃるでしょうし、何を拠り所にするかは各人の自由ですからね。

ですが、電話占いの「トラブル」の事案では、いわば霊感商法における被害のようなケースが散見されます。

占いは、やはり「悩みを打ち明ける」ことからスタートするわけです。
言ってしまえば、鑑定士側は利用者の弱みを知ることになります。
また、利用者が助けを求めていることを知っているわけです。
そのような力関係において、鑑定士が、その状況を悪用しようと思えば、し放題なのですよね。

ご相談いただいているところでは、鑑定を継続的に受けなければ大変な目に遭う、などと不安や恐怖心を煽るような話をして鑑定を利用させることや、人知を超える霊的な話について断言したうえで判断能力を奪うなどの話が報告されています。

実際に、このような鑑定を受けた方は、短い方だと数か月で数百万とか、多い方では数千万のお金をつぎ込んでしまっています。
その間、鑑定のみならず、お守りや石などのグッズを買わされたというケースもありました。
まさに霊感商法ですね。

さらに、月間の課金金額から利用時間を計算すると、普通の生活をしていたならば、そのような長時間の通話はどう考えてもできないという方もいらっしゃいました。
利用時間とは無関係の課金がなされていたのではないかという疑いがあるわけです。

以上の通り、一部であるとは信じたいのですが、電話占いには意外にも大きなトラブルがあるという認識です。

繰り返しますが、適度に利用し、自分の人生の拠り所にすることは全く問題ありません。
ですが、依存をすると思わぬ問題に発展します。

もし、電話占いから抜け出せない、家族が電話占いに高額な費用を毎月支払い続けている、などの問題がございましたら、お気軽にご相談ください。

  1. 2017/07/03(月) 22:06:04|
  2. 詐欺被害対策
  3. | コメント:0

警察介入の壁


困ったときに真っ先に思いつくこと、それは「警察に相談してみること」だと思います。

最近では、無料相談をしてくれる弁護士もネットで気軽に探せることから「ちょいと弁護士に聞いてみよう」とお考えになる方も増えたかもしれませんが、やはり警察への相談が最初に思いつくのではないでしょうか。

当職が中心的にご相談をお受けしている、詐欺被害に遭われた方や恐喝や脅迫に遭われた方たちも、警察に相談をしてきたという方が多くいらっしゃいます。

ですが、ご相談された多くの方が「何もしてくれなかった」とお話されているのを耳にします。
警察の名誉のために言っておきたいのですが、警察は「さぼりたいから」何もしないのではないですよ。
本当は「色々したい」が、「できない」というのが現状かと思います。

まず、単純に警察は民事事件には介入できません。
基本的には刑事罰の対象となるような犯罪を取り締まる機関になります。
すなわち「お金を返してくれ」という希望を叶える立場ではないのです。
(刑事事件となったときに、示談という形でお金が返ってくることはありますが、示談をさせるために動くわけではありません)

また、警察は、刑事罰の対象となるような犯罪が行われたか否かをかなり厳密にチェックしたうえ、どんな反論がなされても、それを打ち破るだけの「証拠」が存在するか、相当細かく見極めます。
よく民事事件と刑事事件のハードルは異なると言われたりしますが、刑事事件化のハードルはとてつもなく高いのです。

さらに、警察は限られた人員での対応を余儀なくされています。
ご存知の通り、詐欺事件などは残念ながら日々無数に起こっており、事実上警察の処理能力を大きく超えているという現状もあるかと思います。

以上のような理由から、いくら担当してくれた刑事の方が「やりたい」と思っても「できない」のが現状なのです。

だから、警察に冷たくあしらわれても、あいつらさぼりやがってなどと悪態をついてはいけませんよ。

そんな時は、当職にご依頼いただければ、民事事件という範疇にはなりますが、目一杯暴れます。
また、警察との連携を模索し、ひたすら警察の方たちに食らいつきますから。

なお、詐欺被害における返金交渉や恐喝や脅迫への対応の中で、恐ろしく格好いい刑事さんたちに出会ったことが私には何度かあります。
そのうち、格好いい刑事さんたちのお話もご紹介したいと思います。
生まれ変わったら刑事になりたい、そう思わせる方たちでしたね。

  1. 2017/07/03(月) 21:34:47|
  2. マメ知識
  3. | コメント:0

プロフィール

弁護士 若井 亮

Author:弁護士 若井 亮
若井綜合法律事務所代表弁護士。二児の父。
格闘技と貧乏旅行をこよなく愛し、体力と工夫で戦うガテン系弁護士。
末っ子。

どんな案件でもご相談は初回無料でお受けしております。

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