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ママチャリで行こうぜ

ガテン系弁護士の戦いの記録

詐欺被害金の回収可能性について

 
 どうも、最近は濃い味のラーメンよりも、さっぱりとした中に深みを感じられるラーメンに心が向きつつある40歳目前の僕です。

 とあるラーメン屋なのですが、巷ではキングオブ〆ラーメンを出す店と呼ばれておりまして、そこのネギソバが大のお気に入りです。
 ラーメンは〆の代表格ですが、少し前に味噌ラーメンで〆ようとしたら、パンチがあり過ぎて、〆るのに一苦労でした。
 順調に年を重ね、私もゴツイ、濃いといったラーメンから、上品かつ繊細なラーメンを求めるようになってきたようです。
 やっと本来の姿である上品かつ繊細な僕に戻れました。

 さて、本日は、詐欺被害金の回収可能性についてお話をしたいと思います。

 詐欺の被害については、既にお話をしたとおり、一度お金を払ってしまったら回収することは難しいと言わざるを得ません。
 相手方は最初から逃げるつもりでいることが通常で、どのような対抗策を取って来られても逃げ切るだけの準備をしております。
 先手を打たれている状況を盛り返すというのはなかなか骨の折れる作業です。

 ですが、お金を払ってしまったら最後諦めるしかないかと言われれば、そういうわけでもありません。
 相手方の属性や状況によっては、工夫次第で回収できる可能性もあります。

 まず、相手方の属性についてですが、相手方が法人として実態があり、事業も一応存在しているという場合には回収可能性が一定程度あるかと思います。
 過去に経験した感覚で言うと、電話占いでの料金トラブルや出会い系サイトでのトラブル(文字化けの解除費用など、様々な名目で課金を行った事案など)などでは他の事案に比べて回収可能性が高いように思えます。
 これは、事業として十分な収益を上げているところ、弁護士が介入してきたら真正面から相手をしてコストをかけるより、一定額を返金したほうがトータルでプラスになるという判断が背景にあるのではないかと思います。
 これに対して、そもそもどこの誰であるか分からない事案や法人といっても名乗っているだけで、登記を確認できないなどとなると、相手方にアクセスすることも叶わず、諦めざるを得ないといった結果になりやすいと言えます。

 次に状況についてですが、騙されてお金を渡してからの時間が経過すればするほど回収可能性は下がります。
 すなわち、お金を渡してからの時間が短ければ短いほど対応はしやすいと言えるかと思います。
 出来れば、まだ相手方が「騙せている」「もっとお金を取ってやろう」と思っているタイミングでご相談いただければ、仮に相手方が どこの誰か分からなくても、直接呼び出したうえで相手方の身元を押さえることができるかもしれませんし、証拠が少ないといった事案であれば、LINEやメール、会話の音声などによって「証拠を作る」という作業をすることもできる場合があります。
 これが、連絡が取れなくなってしまったという後だと、手も足も出ないということになりかねません。

 詐欺被害について、ほとんどの相談は「お金を渡したが連絡が取れなくなった」という段階でご相談をいただいております。
 たしかに、お金を渡すまではいつでも取りたい時に連絡が取れていたことからすれば、まさか自分が騙されているなどとは思わないでしょう。
 ですが、連絡が取れなくなってからでは、遅いと言わざるを得ません。

 出来れば未然に回避、最悪でも連絡がまだ取れているうちに弊所にご相談いただきたいと強く願う次第です。

 最近、特に詐欺被害の相談件数がかなり増加していることから、現在、情報提供と啓蒙活動を行う一般社団法人の設立準備をしております。

 詐欺は未然に防ぐことができます。
 これ以上の被害拡大を回避すべく、積極的に情報発信をしていきたいと思います。

  1. 2018/07/30(月) 10:49:01|
  2. 詐欺被害対策
  3. | コメント:0

詐欺被害を未然に防ぐために


 どうも、最近、娘の愛読書『おしりたんてい』を盗み読んで、ドハマりした40歳目前の僕です。
 
 本屋さんで『おしりたんてい』を大人買いし、ガチャガチャでフィギュアを集め、以前に録画したアニメを子どもと一緒に観ています。
 法律相談の際に「フーム、においますね」というセリフが喉まで出かかっています。
 誰か止めて。

 さて、本日は詐欺被害に遭わないために出来る簡単な防衛策をお話したいと思います。

 詐欺の被害ですが、残念ながらなかなか無くなりませんねえ。
 弊所にご相談いただく数も群を抜いて多く、連日、様々な手口の詐欺に遭った方から連絡をいただいております。
 
 詐欺の被害に遭った後にお金を取り戻そうとすることは非常に難しいと言わざるを得ません。
 出来心で素人が騙した、というのであれば別ですが、悪知恵の働く人間が、最初から逃げ切ることを考えて作りこんだスキームとなると、そう簡単に崩すことはできません。
 ですから、いかに詐欺に遭わないかという防衛力を高めることが非常に重要になるのです。
 そして、詐欺被害を回避するための防衛策ですが、なんら難しいものではありません。
 以下、紹介していきます。

①相手方の身元を確認する
 ご相談いただくケースの中で多いのが、もう少し相手方の身元を調べておけば、詐欺被害を未然に防げたのではないかというものです。
 相手方が個人の場合には、少なくとも以下の情報を裏付け資料をもって確認しましょう。

 ア 氏名
 イ 住所
 ウ 電話番号

 裏付けとなる資料は、免許証、保険証、住民基本台帳カード、パスポートなどです。コピーではなく、原本を確認し、出来れば2つ以上の情報を突き合わせましょう。
 また、少なくとも記載された情報を書き写す(できれば写真を撮る)などしましょう。

 相手方が法人の場合にも以下の情報くらいは取得しましょう。

 ア 社名
 イ 所在地
 ウ 電話番号

 裏付けとなる資料には、登記があります。登記を取得すれば、会社がそもそも存在するかどうか、存在するとして本店の所在地はどこか、役員にはどのような人物がいるか、代表取締役はどこの誰かなどの情報が出てまいります。登記はどなたでも取得することができますので、相手方が法人の場合には必ず取得しましょう。
 また、手軽に調べられるのに見落としがちなのが、ホームページの存在です。
 まともな事業であれば、ホームページくらいは持っているでしょう、社名で検索するようにしてください。

 上記のほか、相手方が個人か法人かに関わらず、出来る限り、相手方の住所地や会社の所在地を訪問するようにしてください。
 公的な資料から裏付けられる情報が全てとは限りません。
 実際に連絡を取ることができる相手であるかが重要なのです。
 名刺に書かれた住所に相手方の存在が確認できないときは、注意が必要です。

②検索エンジンで検索してみる

 先ほど相手方が法人のときには、社名で検索しようという話に触れましたが、相手方が個人のときにも名前で検索するようにしてください。
 ホームページやブログ、SNSなどが見つかりましたら、相手方の話してきた内容の裏を取れるだけ取るようにしてください。
 
 他方、名前や社名で検索すると、詐欺被害の情報投稿サイトが出てくるときがあります。
 このサイトに掲載されている=詐欺と断定はできませんが、少なくとも何らかのトラブルが起きていることはわかります。
 こういった情報が出てきたときは、取引を考え直したほうが良いかもしれません。

③自分だけで判断をしない

 詐欺のケースでは、誰にも相談しないで話を進めてしまい、取り返しのつかない事態に発展するケースが多くあります。
 相手方の身元を調べる中で不自然な点があったら「まあ、大丈夫だろう」と軽く考えず、遅くともお金を払う前までに、友人や家族に話をしてみてください。
 詐欺師や詐欺業者の言葉巧みな説明に、視野が狭くなってしまっている場合は多くあります。
 客観的に第三者の目から突っ込みどころを探してもらうという作業は重要です。
 友人や家族には聞きづらいということであれば、無料の法律相談や消費生活センターなどに相談するなどしてもいいでしょう。
 最終的に取引を行うか否かについてはご自身の判断になりますが、出来る限り立ち止まる機会を持ち、相手の説明と自分の考えを客観的に検証することが重要です。

 細かい話をすれば、他にも注意すべき点はありますが、手軽にできることとしては上記の方法がまず挙げられます。
 大事なお金を渡すのですから、慎重すぎるくらい慎重になるべきです。
 
 繰り返しになりますが、お金を渡してしまってからこれを回収するのはかなり大変です。
 お金を渡す前に一度は立ち止まって、必要な情報を調べて、その裏を取り、自分がおかれた状況を客観的に見るようにしてください。
 それだけで、詐欺被害を未然に防ぐ可能性はかなり上がるかと思います。

  「それではしつれいこかせていただきます」

  1. 2018/07/30(月) 07:27:50|
  2. 詐欺被害対策
  3. | コメント:0

既婚者だったなんて…

 どうも、先日、炎天下で1時間走ったら熱中症になった僕です。

 とてつもなく暑いのに、汗が全く出ないという状態に陥り、冗談ではなく命の危険を感じました。
 何とかして体を冷やさなければならない、どうすればいいのだ、と考えていると、昔、読んだ『動物のお医者さん』という漫画の中で、登場人物が、日射病か何かになった犬を手あたり次第、病院の大きな流し台で水に浸けていたシーンを思い出しました。
 私はバスタブに水を溜め、勢いよく飛び込みました、そうしたら今度は心臓が…
 何よりも早めに医者に行きましょう。

 さて、本日は男女トラブルについてお話をしたいと思います。
 
 最近は婚活パーティーに婚活サイトと、結婚を希望する方々にとって出会いの場が増えていますよね。
 出会いもせずに結婚することは難しいですから、出会いの場が増えることは良いことだと思います。
 ですが、他方でトラブルも増えておりますので注意が必要です。

 最近、かなり多くのご相談をいただくのが、交際した相手が「既婚者であった」という相談です。
 圧倒的に女性からの相談が多いですね。

 多くの相談では、婚活サイトに登録している男性との交際でトラブルが起きております。
 婚活サイトですから、当然、プロフィールは未婚であることが前提の内容になっておりますし、そもそも既婚者が登録するはずがないという思い込みもあってか、どの方も「既婚者であるなどとは全く思わなかった」と話します。

 実際に会ってからも、例えば、平日に泊まりに来る、週末や連休に一緒に遠出をするといった、配偶者がいたり、お子さんがいたりするのであれば出来ないような行動をとることもあってか、なかなか既婚者であるとは気づかないようですね。

 それでもこういったケースの中で共通することもあります。
 それは、自宅に入れてくれないというものです。
 
 交際期間が長くなれば、当然、相手方の自宅に遊びに行くということもあるでしょう。
 今度遊びに行きたいんだけど…と申し入れると、頑なに拒まれる、そんなときは注意が必要です。

 カジュアルな出会いを否定するつもりはありませんが、結婚という目標をお持ちならば、少なくとも相手がどこの誰であるのかという点くらいは押さえておきましょう。
 ご相談をいただいたケースでは、LINEでしかやり取りをしたことがないという方も結構いらっしゃいました。
 そうなると、相手との接点が無くなった後に、相手の身元を特定することすらできずに泣き寝入りせざるを得ないなんてことにもなりかねません。

 ううん、信じているからいいの…という方、はい、素晴らしいと思いますが、最近は残念ながらおかしな連中も増えておりますので、最低限の自衛の措置はお取りいただきたく思います。

 既婚者であることを秘して交際をしていた相手に対しては、慰謝料請求をすることができる場合があります。
 ぐやしいーと諦める前に、お気軽にご相談ください。

  1. 2018/07/28(土) 11:02:01|
  2. 男女トラブル
  3. | コメント:0

バトル@喫茶店

 初めまして、ではありませんね。
 ご無沙汰しております。

 最後の投稿からだいぶ時間が経ってしまいました。
 弱い自分ですみません。
 書こうと思えば、皆さんにお伝えしたい話はたくさんあったのですが、朝には夜やろう、夜には明日やろう、平日には週末にまとめてやろう、週末には来月から気持ちを入れ替えてやろう…と先延ばしテクニックを駆使しているうちに、1年間が経過していました。

 お話したいことがだいぶ溜まっておりますので、無理のないペースで更新していきたいと思います。そう、無理をするから続かない。

 本日は、先日、詐欺の被害金を取り戻せたケースがあったので紹介しようと思います。

 この詐欺の舞台ですが、なんとタクシーの中で行われました。
 詐欺師はタクシーのお客さん、被害者は運転手さんです。

 どんな状況だったかというと、詐欺師が乗車中に、運転をしていた運転手さんに対して、儲け話を持ち掛けたのです。
 純粋な運転手さんは詐欺師の話を信じ込み、そのままお金を引き出して、100万を超えるお金を渡してしまいました。
 しかし、その後は待てど暮らせど話が進まず、それどころか、追加のお金が必要であると言われる始末、そこで当職に相談に来ました。

 詐欺の事案では、相手方の特定が難しいということがよく起こります。
 要するに名前は偽名、電話は他人名義、住所はデタラメ、会社を名乗るが登記をしていないなど、こちらが把握している情報からでは辿れないことがよくあるのです。

 ご相談のケースでも、名刺に記載された電話にかけてもお菓子屋(なぜ)さんに繋がるという有様で、相手方の特定は難しいという状況でした(なお、住所はレンタルオフィスでした。レンタルオフィスを利用している詐欺師、詐欺業者は多くおりますので、注意が必要です。)。

 ただ、ご相談のケースでは幸いにも、詐欺師が「まだ騙せている」と思いこんでおり、また、まだお金を取れるとも思っているようで、電話での連絡が来ていたのです。
 そのため騙されたふりを相談者の方にはしてもらい、呼び出すことにしました。

 後日、指定された喫茶店で、相談者の隣の席に陣取り、スマホでの録画と録音をしながら待つと、とてもふてぶてしい感じの詐欺師が来ました。

 最初はリラックスさせるためか、笑いを交えながら、雑談をテンポよく進めていました。
 そして、お金の話は自分からしません。
 様子を窺っているのでしょうか。
 そこで、相談者からお金の催促があった旨の話をすると、ああ、思い出した、あいたーっという感じのリアクションを取り、詐欺話を話しはじめたのです。

 お金の支払の場面となり、相談者が財布からお金を出し、詐欺師に渡そうとしたその瞬間、隣に座っていたヒゲのおっさん(私)が「ちょっと待った」と割って入りました。

 「そのお金何に使うんですか」という話から入り、名刺を渡して、きっちり詰めました。
 身分証明書を出してもらい、二つ持っていた携帯電話の番号を押さえ、この日までに支払っていた100万円超を返金するよう迫りました。
 詐欺師はあたふた話をしており、要領を得なかったので、警察へ行くかと促すと、必ず返しますを繰り返し、なんとか警察行きを避けようとしていました。

 結局、その日は手持ちがなかったため、後日振り込みでという話になりましたが、鬼のように詰めていたことが功を奏したのか、無事全額振り込まれていました。

 このように詐欺の事案では、結構、生々しいことをしなければ被害金が返ってこないケースが多くあります。全てこのようにうまくいく訳ではありませんが、少なくとも書面を送るとか、電話をかけるとかだけで回収するのは難しいと思います。

 もし現在進行形で「うん、わたしは騙されているな」と思う方がいらっしゃいましたら(そんなやつおるんかい)、お気軽にご相談ください。
 できることを一緒に探しましょう。

  1. 2018/07/27(金) 17:22:07|
  2. 詐欺被害対策
  3. | コメント:0

プロフィール

弁護士 若井 亮

Author:弁護士 若井 亮
若井綜合法律事務所代表弁護士。二児の父。
格闘技と貧乏旅行をこよなく愛し、体力と工夫で戦うガテン系弁護士。
末っ子。

どんな案件でもご相談は初回無料でお受けしております。

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